大阪だけでなく全国各地の子どもたちに人形劇を届けているクラルテさんの舞台を、誰もが一度は学校公演や文化センターなどで見た事があるのではないでしょうか?私が小さかった頃、母はよく、弟やときには私の友人も引き連れて人形劇を見に連れていってくれました。暗い劇場のなか舞台に明かりが灯り繰り広げられるお話の世界に、それはそれはびっくりするような大きなスケールを感じながら、夢中でのめり込んでいました。大人になった今でも、私の子どもだった頃の記憶にしっかりと『クラルテ』は刻み込まれています。
そんな中、今年創立60周年を迎えるクラルテさんの「大阪市内60ヶ所記念公演」の一会場としてブリコラージュにお声をかけていただきました。50人も入ればいっぱいになってしまうブリコラージュでどんな人形劇ができるだろう?クラルテさんといろいろご相談させていただくなかで、劇団員の西村和子さんがずっとあたためていらしゃった、あかちゃんとおかあさんのための人形劇「あかちゃん劇場COUCOU(クークー)」をやろう、ということになりました。
ブリコラージュは、ホールでも劇場でもない、多目的のギャラリースペースです。木の床と漆喰の壁、昔の木工場の匂いの残るあたたかでなつかしい空間で、おひざの上に赤ちゃんを抱っこして、親子でクラルテさんの人形劇に出会っていただけたら、今はまだことばにならない赤ちゃんたちだけど、心の原風景に「何か」を感じて残してもらえるのではないかと思います。
今、赤ちゃんをもつお母さんたちもきっと昔出会ったいただろうクラルテさんの人形劇。日々忙しく過ぎていくなかで、あらためておやこ一緒に人形劇を見る時間を持っていただけたら、そしてそれが、おうちに帰ってから子どもとの時間を豊かに過ごすヒントやきっかけのようなものになってくれたらいいなと願っています。
「大阪のすべての子どもたちと出会いたい」クラルテさんのその思いは、私たちの「たくさんの子どもとお母さんに人形劇を届けることができますように」という思いにつながっています。4月5日の「あかちゃん劇場COUCOU」に是非お越し下さいますよう、お待ちしております。
(BRICOLAGE)